『井伊家伝記』(いいけでんき)は、井伊氏の始祖とされる平安時代の井伊共保の出生から、戦国時代の井伊一族の活躍、その後の龍潭寺と大名井伊氏とのかかわりについてまで、龍潭寺周辺に伝わる伝承をもとに記された家伝である。 著者は遠江国井伊谷龍潭寺の九世住職である祖山法忍(そさん ほうにん)。江戸時代中期の享保15年(1730年)に完成。