九室会(きゅうしつかい)は、1938年(昭和13年)に二科会の内部に設けられた前衛的な絵画の研究団体。発起人は吉原治良ら6名。顧問には二科会の藤田嗣治と東郷青児が迎えられた。戦争が進むに連れ、前衛的表現に対する規制が厳しくなり、1943年(昭和18年)の第3回展を最後に活動を停止した。