不二三十六景(ふじさんじゅうろっけい)、および、冨二三十六景(ふじさんじゅうろっけい)は、歌川広重による富士山を主題とした浮世絵風景画36作品のシリーズ。それぞれ、嘉永5年(1852年)に佐野屋喜兵衛、広重没後の安政6年(1859年)に蔦屋吉蔵より出版開始された。構図に関しては、葛飾北斎の『富岳百景』に着想を得たと考えられる指摘もある。