下呂線(げろせん)は、岐阜県中津川市の中央西線中津川駅から同県下呂市の高山本線下呂駅を結ぶ計画であった日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線で、建設中止となった未成線である。全長47.6km。起点と終点の名前をとって中呂線とも呼ばれた。 中津川から東の飯田に向けて建設が進んだ中津川線とは違い、工事の進捗度は低かった。南半分の区間は下呂線の建設と引き替えで廃止された北恵那鉄道(現:北恵那交通)の中津町駅 - 下付知駅間の路盤を転用する予定であった。しかし、北恵那鉄道と同様に平地の狭い付知地区の土地買収に地元から猛烈な反対を受け建設は頓挫した。