リュケイオン(希: Λύκειον, Lykeion)は、アテナイの東部郊外に所在したアポロン・リュケイオス(Apollon Lykeios)の神殿があった神域であり、アカデメイア、キュノサルゲス等と並ぶ、代表的なギュムナシオン(体育場)の所在地でもあった。 青年たちの教育に熱心だったソクラテスは、足繁くアカデメイアやこのリュケイオンのギュムナシオン(体育場)の青年たちを見て回っていたことが、プラトンの対話篇『エウテュプロン』『リュシス』『エウテュデモス』『饗宴』『テアイテトス』などにも描かれている。