リタ・サンガッリ(Rita Sangalli、1849年8月20日 - 1909年11月3日)は、イタリアのバレエダンサーである。ミラノ・スカラ座のバレエ学校を卒業後にヨーロッパ各地やアメリカ合衆国などで舞台に出演し、1872年にパリ・オペラ座に初出演した。「イタリア派」と呼ばれる卓越した舞踊技巧のみならず表現力にも優れ、1870年代から1880年代前半のパリ・オペラ座を代表する人気ダンサーとなった。パリ・オペラ座では『シルヴィア』(振付、レオ・ドリーブ作曲、1876年)、『』(ルイ・メラント振付、オリヴィエ・メトラ作曲、1879年)、『ナムーナ』(リュシアン・プティパ振付、エドゥアール・ラロ作曲、1882年)の初演で主演者を務めた。日本語ではしばしばサンガリとも表記される。