モーゼル線(モーゼルせん、ドイツ語: Moselstrecke)はコブレンツとペアルを結び、フランス国境まで続く、ドイツ鉄道によって運営される鉄道路線である。この路線は主にモーゼル川の左側に位置しているので、「川の左岸にあるモーゼル鉄道」とも呼ばれている。主要経由地はトライス=カーデン、コヘム、ブライ、ヴィットリヒ、トリーアなどである。七つのトンネルの長さは合計で7.5 kmである。一方、モーゼル谷鉄道(Moseltalbahn)は1960年代に廃止されたブライからトリーアまでモーゼル川の右岸に位置した軽便鉄道(Kleinbahn)で、この路線とは異なる。旧モーゼル鉄道との混同を避けるため、一部の駅名には、「ドイツ(連邦)鉄道」の略号「DB」が付けられたいる。