中立モレネ(ちゅうりつモレネ)は、ドイツとベルギーの国境に1816年から1920年にかけて存続した共同主権地域である。面積3.5平方キロメートルの小さな領域で、アーヘンの南西7キロメートルに位置した。 モレネが存続したのは、ドイツ国(当初はプロイセン王国)とベルギー(当初はオランダ)が、互いに他方の主張する領有権を認めなかったことによる。この地帯は両国が等しく統治権をもち、中立地帯とされた。