ミンミ (Minmi) は、白亜紀前期にオーストラリアに生息していた曲竜類の草食恐竜の一種。体長は約3m。鎧竜としては初期の種類と考えられている。 名前の由来は化石発見地付近の地名、クイーンズランド州ローマ (Roma) 近郊のミンミ交差点 (Minmi Crossing) に因む。 腹に硬い装甲を持つ点や、脊椎の腱と背中の装甲が繋がって強度を強めている点など、他の近縁恐竜には見られない特徴を多く持っている。 化石が発見された当所は、アンキロサウルス科かノドサウルス科かはっきりしなかったが、新たな化石を手掛かりにアンキロサウルス科としてみている。 1989年に完全に近い曲竜の化石が発見され、ミンミの第二の標本と考えられたためひとまず Minmi sp. とされた。標本番号はQM F1801。しかしそれは2015年に別の属、クンバラサウルス Kunbarrasaurusだったことがわかった。 著『恐竜学名辞典』によれば、minmi crossing という地名は確認できない。松田が博物館に問い合わせたところ、発見地はRomaの北に位置するInjune road沿いのMack gully渓谷に分布するミンミ部層(Minmi member)とのことであるが、ミンミクロッシングは確認できなかったという。Crossingが交差点と川の支流のいずれを意味するかも不明である。

Property Value
dbo:abstract
  • ミンミ (Minmi) は、白亜紀前期にオーストラリアに生息していた曲竜類の草食恐竜の一種。体長は約3m。鎧竜としては初期の種類と考えられている。 名前の由来は化石発見地付近の地名、クイーンズランド州ローマ (Roma) 近郊のミンミ交差点 (Minmi Crossing) に因む。 腹に硬い装甲を持つ点や、脊椎の腱と背中の装甲が繋がって強度を強めている点など、他の近縁恐竜には見られない特徴を多く持っている。 化石が発見された当所は、アンキロサウルス科かノドサウルス科かはっきりしなかったが、新たな化石を手掛かりにアンキロサウルス科としてみている。 1989年に完全に近い曲竜の化石が発見され、ミンミの第二の標本と考えられたためひとまず Minmi sp. とされた。標本番号はQM F1801。しかしそれは2015年に別の属、クンバラサウルス Kunbarrasaurusだったことがわかった。 著『恐竜学名辞典』によれば、minmi crossing という地名は確認できない。松田が博物館に問い合わせたところ、発見地はRomaの北に位置するInjune road沿いのMack gully渓谷に分布するミンミ部層(Minmi member)とのことであるが、ミンミクロッシングは確認できなかったという。Crossingが交差点と川の支流のいずれを意味するかも不明である。 (ja)
  • ミンミ (Minmi) は、白亜紀前期にオーストラリアに生息していた曲竜類の草食恐竜の一種。体長は約3m。鎧竜としては初期の種類と考えられている。 名前の由来は化石発見地付近の地名、クイーンズランド州ローマ (Roma) 近郊のミンミ交差点 (Minmi Crossing) に因む。 腹に硬い装甲を持つ点や、脊椎の腱と背中の装甲が繋がって強度を強めている点など、他の近縁恐竜には見られない特徴を多く持っている。 化石が発見された当所は、アンキロサウルス科かノドサウルス科かはっきりしなかったが、新たな化石を手掛かりにアンキロサウルス科としてみている。 1989年に完全に近い曲竜の化石が発見され、ミンミの第二の標本と考えられたためひとまず Minmi sp. とされた。標本番号はQM F1801。しかしそれは2015年に別の属、クンバラサウルス Kunbarrasaurusだったことがわかった。 著『恐竜学名辞典』によれば、minmi crossing という地名は確認できない。松田が博物館に問い合わせたところ、発見地はRomaの北に位置するInjune road沿いのMack gully渓谷に分布するミンミ部層(Minmi member)とのことであるが、ミンミクロッシングは確認できなかったという。Crossingが交差点と川の支流のいずれを意味するかも不明である。 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageID
  • 691698 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 2281 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 81936768 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-en:wikiPageUsesTemplate
prop-en:上目
prop-en:下位分類
  • *M. paravertebra (ja)
  • *M. paravertebra (ja)
prop-en:下位分類名
prop-en:下目
  • 曲竜下目 Ankylosauria (ja)
  • 曲竜下目 Ankylosauria (ja)
prop-en:下綱
prop-en:亜目
  • 装盾亜目 Thyreophora (ja)
  • 装盾亜目 Thyreophora (ja)
prop-en:亜綱
prop-en:名称
  • ミンミ (ja)
  • ミンミ (ja)
prop-en:地質時代
  • CR (ja)
  • CR (ja)
prop-en:学名
  • Minmi Molnar, 1980 (ja)
  • Minmi Molnar, 1980 (ja)
prop-en:
  • ミンミ Minmi (ja)
  • ミンミ Minmi (ja)
prop-en:画像
  • 250 (xsd:integer)
prop-en:
  • 鳥盤目 Ornithischia (ja)
  • 鳥盤目 Ornithischia (ja)
prop-en:省略
  • 爬虫綱 (ja)
  • 爬虫綱 (ja)
dct:subject
rdf:type
rdfs:comment
  • ミンミ (Minmi) は、白亜紀前期にオーストラリアに生息していた曲竜類の草食恐竜の一種。体長は約3m。鎧竜としては初期の種類と考えられている。 名前の由来は化石発見地付近の地名、クイーンズランド州ローマ (Roma) 近郊のミンミ交差点 (Minmi Crossing) に因む。 腹に硬い装甲を持つ点や、脊椎の腱と背中の装甲が繋がって強度を強めている点など、他の近縁恐竜には見られない特徴を多く持っている。 化石が発見された当所は、アンキロサウルス科かノドサウルス科かはっきりしなかったが、新たな化石を手掛かりにアンキロサウルス科としてみている。 1989年に完全に近い曲竜の化石が発見され、ミンミの第二の標本と考えられたためひとまず Minmi sp. とされた。標本番号はQM F1801。しかしそれは2015年に別の属、クンバラサウルス Kunbarrasaurusだったことがわかった。 著『恐竜学名辞典』によれば、minmi crossing という地名は確認できない。松田が博物館に問い合わせたところ、発見地はRomaの北に位置するInjune road沿いのMack gully渓谷に分布するミンミ部層(Minmi member)とのことであるが、ミンミクロッシングは確認できなかったという。Crossingが交差点と川の支流のいずれを意味するかも不明である。 (ja)
  • ミンミ (Minmi) は、白亜紀前期にオーストラリアに生息していた曲竜類の草食恐竜の一種。体長は約3m。鎧竜としては初期の種類と考えられている。 名前の由来は化石発見地付近の地名、クイーンズランド州ローマ (Roma) 近郊のミンミ交差点 (Minmi Crossing) に因む。 腹に硬い装甲を持つ点や、脊椎の腱と背中の装甲が繋がって強度を強めている点など、他の近縁恐竜には見られない特徴を多く持っている。 化石が発見された当所は、アンキロサウルス科かノドサウルス科かはっきりしなかったが、新たな化石を手掛かりにアンキロサウルス科としてみている。 1989年に完全に近い曲竜の化石が発見され、ミンミの第二の標本と考えられたためひとまず Minmi sp. とされた。標本番号はQM F1801。しかしそれは2015年に別の属、クンバラサウルス Kunbarrasaurusだったことがわかった。 著『恐竜学名辞典』によれば、minmi crossing という地名は確認できない。松田が博物館に問い合わせたところ、発見地はRomaの北に位置するInjune road沿いのMack gully渓谷に分布するミンミ部層(Minmi member)とのことであるが、ミンミクロッシングは確認できなかったという。Crossingが交差点と川の支流のいずれを意味するかも不明である。 (ja)
rdfs:label
  • ミンミ (ja)
  • ミンミ (ja)
owl:sameAs
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
foaf:name
  • 爬虫綱 (ja)
  • ミンミ (ja)
  • 爬虫綱 (ja)
  • ミンミ (ja)
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of