ミュート (mute) は、原義は「無音」「沈黙」で、音楽用語としては、何らかの方法で音を弱める奏法を意味する。さまざまな楽器で使われるが、この記事では、ギターのミュートについて述べる。ミュートに弱音器(この器具自体もミュートと呼ぶことがある)を使う楽器も多いが、ギターにおいては弱音器を使用したミュートよりも奏法による音色・音量の調節が一般的である。 方法は何通りかあるが、基本的には、弦に指を軽く触れ、弦振動を阻害することにより音が出づらくしたり、また振動中の弦に触れて振動を止め音を止めたりする演奏技法である。またそれを応用したカッティングという奏法が可能。以下、一般的な構え方である左手で押弦、右手でピッキング(ストローク)する事を前提に解説する。