ミニヤー(アラビア語:المنيا)はエジプトの上エジプト地域にあるミニヤー県の県都。首都カイロの約245km南、ナイル川西岸に位置する。ギザの大ピラミッドを建てたクフ王ゆかりの地であることから、古代エジプト語では「クフを育てた都市」を意味する「Men'at Khufu」と呼ばれており、現在の名「ミニヤー」はここから派生したものである。 あるいは、コプト語サヒド方言の都市名「Tmoone」もしくはボハイラ方言「Thmonē」が語源である可能性もある。これらの名は「居住地」を意味し、かつてこの地にあった初期のキリスト教修道院に由来する。なおはこの地で発見された。また、エジプトの南部・北部をつなぐの要所に位置することから、地元民はミニヤーを「上エジプトの花嫁」(Bride of Upper Egypt)という通称で呼ぶ。 コプト正教会の信者の割合が非常に高く、人口の約50%に達する。と芸術センター、新ミニヤー博物館、地域の放送局である北部上エジプトラジオ・テレビがある。 2012年の人口は約25.7万人。