マリナー2号(マリナー2ごう、Mariner 2)はアメリカ航空宇宙局 (NASA) のマリナー計画の金星探査機である。マリナー1号の予備機として用意されていたが、マリナー1号の失敗によりレインジャー計画に金星用の改良を加え36日後に打ち上げられることになり、アメリカ初の成功した惑星探査機となった。3か月半の飛行を経て金星上空を通過しミッションを完了、世界初のフライバイ(惑星への接近飛行)に成功した。1962年8月27日打ち上げ、12月14日に金星から35,000kmの地点を通過しユージン・ニューマン・パーカーによって4年前に予言されていた太陽風と、金星表面の温度が高温であることを観測した。