ボルデテラ属(百日咳菌、百日咳属、学名:Bordetella)は、グラム陰性の鞭毛を有する非芽胞形成の好気性の球桿菌である。周鞭毛を持ち運動をするものがいる。に属し、基準種は百日咳菌である。属名はジュール・ボルデに因み、ゲノムのGC含量は66から70%。 哺乳類や鳥類の呼吸器に寄生する。ヒトに対して病原性を持つ種も属しており、例えば百日咳菌やは百日咳を引き起こし、気管支敗血症菌は気管支炎などを引き起こす。増殖には有機窒素化合物や有機硫黄化合物を必要とする従属栄養生物である。平板培養にはボルデー・ジャング培地を使用する。