ホッケーの殿堂 (英: Hockey Hall of Fame、仏: Temple de la renommée du hockey) はカナダオンタリオ州トロントに所在する建物で、その名には単に「ホッケー」と記されているが、野外で行われる各種ホッケーというよりは、主にアイスホッケーの歴史を保存し、顕彰を行い、その発展に寄与するために建設されたものである。 顕著な功績のあった選手等はこの「ホッケーの殿堂」においてその名を記録保存されることから、このような者のことを概念的にホッケーの殿堂入り選手などと呼び習わすこともある。 ホッケーの殿堂の概念は、1943年に創設されたものであるが、実際の建物が建設されたのは1961年である。この建物は当時、カナダ国立展示場 (Canadian National Exhibition) の敷地内に置かれた。 1993年になると、トロント中心部のヤングストリート (Yonge Street) とフロントストリート (Front Street) の交差点の北西角に新たなホッケーの殿堂の建物が建設された(なお、ここにはかつてモントリオール銀行の支店があった。)この建物は BCE Place コンプレックスを通じて、ユニオン駅、ロイヤルヨークホテルそしてエアカナダ・センターへと連絡している。