ベスレヘム(Bethlehem)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州東部に位置する都市。州第3の都市アレンタウンの東に隣接し、市域はリーハイ郡とノーサンプトン郡にまたがる。人口は74,982人(2010年国勢調査)。アレンタウンやイーストンと共にリーハイ・バレーと呼ばれる都市圏を形成しており、その人口は821,173人(2010年国勢調査)を数える。 ベスレヘムは1741年にモラヴィア兄弟団によって創設され、初期は同教会の宗教都市として発展した。やがて1857年にベスレヘム・スチールが創立すると、ベスレヘムは同社の企業城下町として成長した。しかし1970年代に入ると、全米的な製鉄業の衰退によって同社の業績は悪化し、市の成長も止まった。2001年にベスレヘム・スチールが倒産した後、かつての巨大製鉄工場は取り壊され、その跡地は2009年にカジノリゾートとして生まれ変わった。 ベスレヘムはChristmas City(クリスマスの街)と呼ばれている。市の南に連なるサウス・マウンテンには「ベスレヘムの星」と呼ばれる鉄のフレームでできた星が飾られており、ベスレヘムのシンボルになっている。また、ベスレヘムはリーハイ大学およびモラヴィアン大学がキャンパスを置く大学町でもある。