ヘースティングス・ラシュドール(Hastings Rashdall、1858年6月24日 - 1924年2月9日)は、イギリスの道徳哲学者、神学者、歴史家であり、敬虔な聖職者でもあった。理想的功利主義論についての検討や、中世大学の歴史研究で有名。彼の著した『大学の起源:ヨーロッパ中世大学史』は、中世ヨーロッパの大学研究を体系化した最初期の本で、欧州の大学全体を包括した記述があるため、現在も広く参照される。