この記事ではプントランドにおける石油採掘について説明する。 現在のソマリアがほぼ無政府状態なのは、元々豊かでない国土が旱魃や外征によってさらに貧しくなり氏族同士の対立が生じたからであるが、資源が少ないこの国を大国が見捨てたからという一面もある。 21世紀になって、ソマリア東北部の独立地域、プントランドに油田があるとの話が持ち上がった。この石油をめぐってソマリア暫定政府、プントランド州政府、外国石油会社が争奪戦を繰り広げている。