プロット・デバイス(物語における仕掛け)やプロット・メカニズムとは、プロットを前進させるために用いられる物語上の技法のことである。ありふれていて決まりきった仕掛けはそれに気づいた読者を困らせ、作為的・恣意的な仕掛けは読者を混乱させ、不信の停止の喪失を引き起こすことで不信感を抱かせる原因となりうる。しかし、よく練られた仕掛けや、物語の設定や登場人物から自然に出てくる仕掛けは、観客に受け入れられたり、気づかれないこともある。