プトラジャヤ(Putrajaya)は、マレーシアの行政新首都として開発中の連邦直轄領。首都クアラルンプールの南方約25kmに位置する。人口はおよそ12万人(2022年推計)で、ほとんどが政府機関で働く職員とその家族である。 第4代首相マハティールの提唱により、1990年代半ばから開発が着手された。首都機能のプトラジャヤへの移転はあるものの、マレーシアの首都はクアラルンプールのままであり、国会もクアラルンプールにある。 市名のプトラジャヤは初代首相のトゥンク・アブドゥル・ラーマン(Tunku Abdul Rahman Putra)にちなんでいる。putraはサンスクリット語由来のマレー語で「王子」を意味し、jayaは「勝利」を意味している。なお、中国語では布城と表記される(読みはブーチェン)。