フトイ(太藺、Schoenoplectus tabernaemontani (C.C.Gmel.) Palla)とはイグサに近い姿のカヤツリグサ科の植物である。 「フトイ」という名前は「太い」ではなく「太藺」、つまり「太い藺草」の意味である。実際にはイグサ科ではなく、カヤツリグサ科フトイ属に属する。ただし、その姿はさほどイグサに似ている訳ではない。古名は「ツクモ」(九十九)。 日本全土に分布する。