フェリックス・サンチェス(Félix Sánchez、1977年8月30日 - )は、ドミニカ共和国の元陸上競技選手である。2004年アテネオリンピック 2012年ロンドンオリンピック男子400mハードルの金メダリストである。なお、サンチェスが獲得した金メダルは、ドミニカ共和国にとって初のオリンピックでの金メダルであった。 サンチェスは、アメリカ合衆国のニューヨーク出生であるが、両親がドミニカ共和国出身であり、彼も1999年からドミニカ共和国の選手として競技している。 2001年から2004年にかけて、400mハードルで43連勝を記録し、一時代を築いた。特に世界陸上パリ大会の決勝では、2位に1秒近い差をつけて優勝するなど、圧倒的な強さを見せていた。その後は故障の影響から大舞台での活躍が見られなかったが、世界陸上大阪大会で銀メダルを獲得し、復活をアピールした。2016年4月、息子の誕生を理由に引退をした。