ヒメハルゼミ(姫春蟬、学名:Euterpnosia chibensis)は、カメムシ目(半翅目)セミ科に分類されるセミの一種。西日本各地の照葉樹林に生息し、集団で「合唱」することが知られる。他のセミは、生息分布域が面であるのに対し、ヒメハルゼミは点で表される。もともと、飛翔能力が短く、生活圏を広げようとしない性格に加え、生息条件が限られた貴重なセミである。