『パキータ』 (Paquita) は、1846年にフランスで作られた全2幕3場のバレエ作品。原振付はジョゼフ・マジリエ、音楽はエドゥアール・デルデヴェス。 ナポレオン軍占領下のスペインで、ジプシーの娘パキータがフランス軍将校リュシアンを陰謀から救う恋物語である。民族色あふれるスペイン風の踊り、ジプシーの踊りが見せ場の一つとなっている。 若きマリウス・プティパがロシアで初めて演出を手がけた作品としても知られており、今日ではプティパ版の抜粋(音楽はレオン・ミンクス)が1幕の作品として上演されることが多い。