バーリ包囲戦とは、1067年から1071年にかけて、南イタリアの都市バーリに立てこもっていた東ローマ軍守備隊をノルマン人が包囲したことで発生した攻城戦である。この包囲戦で、南イタリアにわずかながら残存していた東ローマ勢力は一掃され、5世紀にわたってイタリアで勢力を誇っていたビザンツ帝国はイタリアから完全に撤退した。そして代わってノルマン人が南イタリアに勢力を築き上げることとなった。