バリタ・リマヌ条約(バリタ・リマヌじょうやく、英語: Treaty of Balta Liman)または、オスマン=イギリス通商条約、英土通商条約は、1838年、イギリス(グレートブリテン及びアイルランド連合王国)とオスマン帝国が結んだ通商条約。オスマン帝国側に不利な不平等条約であり、その後、イギリスがアジア諸国と結ぶことになる一連の通商条約の原型となった。オスマン帝国はこののち同様の条約をフランス、ドイツ諸都市、プロイセン王国、ベルギー王国、ロシア帝国などとも結び、オスマン帝国の市場はこれにより、当時ヨーロッパ資本主義が主導していたグローバル化の波に直接さらされることとなった。