バクセラ(学名:Backusella)は、接合菌門接合菌綱ケカビ目に属するカビの1群である。C. W. Hesseltine らによって記載された B. circina を基に1969年にたてられた。 外見的には非常にケカビによく似たカビで、よく伸びる胞子嚢柄の先端に大型の胞子嚢を付け、胞子嚢壁はとろけるようにして胞子を放出する。これは大型になるケカビと共通の特徴であるが、そのような胞子嚢柄の側面から少数の小胞子嚢や分生子を形成することで区別された。そのような特徴からケカビ属に近いものと見なされ、あるいはエダケカビ科に置かれる扱いがなされた。しかし近年の分子系統の情報から本属が独自の科をなす、との判断がなされ、同時にケカビ属に含まれていた複数種が本属に含まれることも判明した。共通する特徴は胞子嚢柄が伸び出す初期に、その先端が多少ながらゼンマイ巻きになることである。

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  • バクセラ(学名:Backusella)は、接合菌門接合菌綱ケカビ目に属するカビの1群である。C. W. Hesseltine らによって記載された B. circina を基に1969年にたてられた。 外見的には非常にケカビによく似たカビで、よく伸びる胞子嚢柄の先端に大型の胞子嚢を付け、胞子嚢壁はとろけるようにして胞子を放出する。これは大型になるケカビと共通の特徴であるが、そのような胞子嚢柄の側面から少数の小胞子嚢や分生子を形成することで区別された。そのような特徴からケカビ属に近いものと見なされ、あるいはエダケカビ科に置かれる扱いがなされた。しかし近年の分子系統の情報から本属が独自の科をなす、との判断がなされ、同時にケカビ属に含まれていた複数種が本属に含まれることも判明した。共通する特徴は胞子嚢柄が伸び出す初期に、その先端が多少ながらゼンマイ巻きになることである。 (ja)
  • バクセラ(学名:Backusella)は、接合菌門接合菌綱ケカビ目に属するカビの1群である。C. W. Hesseltine らによって記載された B. circina を基に1969年にたてられた。 外見的には非常にケカビによく似たカビで、よく伸びる胞子嚢柄の先端に大型の胞子嚢を付け、胞子嚢壁はとろけるようにして胞子を放出する。これは大型になるケカビと共通の特徴であるが、そのような胞子嚢柄の側面から少数の小胞子嚢や分生子を形成することで区別された。そのような特徴からケカビ属に近いものと見なされ、あるいはエダケカビ科に置かれる扱いがなされた。しかし近年の分子系統の情報から本属が独自の科をなす、との判断がなされ、同時にケカビ属に含まれていた複数種が本属に含まれることも判明した。共通する特徴は胞子嚢柄が伸び出す初期に、その先端が多少ながらゼンマイ巻きになることである。 (ja)
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  • ケカビ亜門 Mucoromycotina (ja)
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  • バクセラ(学名:Backusella)は、接合菌門接合菌綱ケカビ目に属するカビの1群である。C. W. Hesseltine らによって記載された B. circina を基に1969年にたてられた。 外見的には非常にケカビによく似たカビで、よく伸びる胞子嚢柄の先端に大型の胞子嚢を付け、胞子嚢壁はとろけるようにして胞子を放出する。これは大型になるケカビと共通の特徴であるが、そのような胞子嚢柄の側面から少数の小胞子嚢や分生子を形成することで区別された。そのような特徴からケカビ属に近いものと見なされ、あるいはエダケカビ科に置かれる扱いがなされた。しかし近年の分子系統の情報から本属が独自の科をなす、との判断がなされ、同時にケカビ属に含まれていた複数種が本属に含まれることも判明した。共通する特徴は胞子嚢柄が伸び出す初期に、その先端が多少ながらゼンマイ巻きになることである。 (ja)
  • バクセラ(学名:Backusella)は、接合菌門接合菌綱ケカビ目に属するカビの1群である。C. W. Hesseltine らによって記載された B. circina を基に1969年にたてられた。 外見的には非常にケカビによく似たカビで、よく伸びる胞子嚢柄の先端に大型の胞子嚢を付け、胞子嚢壁はとろけるようにして胞子を放出する。これは大型になるケカビと共通の特徴であるが、そのような胞子嚢柄の側面から少数の小胞子嚢や分生子を形成することで区別された。そのような特徴からケカビ属に近いものと見なされ、あるいはエダケカビ科に置かれる扱いがなされた。しかし近年の分子系統の情報から本属が独自の科をなす、との判断がなされ、同時にケカビ属に含まれていた複数種が本属に含まれることも判明した。共通する特徴は胞子嚢柄が伸び出す初期に、その先端が多少ながらゼンマイ巻きになることである。 (ja)
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