ハ42とは、第二次世界大戦期に三菱航空機が開発・製造した航空機用空冷星型エンジンである。 ハ42は陸海軍統合名称であり、陸軍呼称はハ104及びハ214、社内呼称はA18。海軍略符号はMK6及びMK10、制式採用はされなかったため制式呼称は存在しない。 同社の空冷星型14気筒エンジン「火星」を18気筒化したものであり、日本最初の空冷18気筒エンジンとなった。高い信頼性を求めて技術的冒険を避けたこともあり、性能不足気味であった。性能向上策が講じられた仕様は実用に至らずに終戦を迎えた。