ニコラス・オーウェン(英: Nicholas Owen、生年不詳 - 1606年3月2日)は、イエズス会のである。通名は「リトル・ジョン」。エリザベス1世およびジェームズ1世の時代に弾圧されていたカトリックの司祭たちのために聖職者の巣穴(司祭の隠れ場)を作り、大勢のカトリック聖職者を救った人物として知られる。1605年の火薬陰謀事件の余波で、同じイエズス会のヘンリー・ガーネット神父やエドワード・オールドコーン神父らと共に1606年に逮捕され、ロンドン塔で拷問を受け獄死した。死後、カトリック教会によって殉教者と称えられ、1929年、教皇ピウス11世によって列福され、1970年に教皇パウロ6世によっての一人として列聖された。オーウェン個人の祝日は3月22日である。