ナヤア・ノヤン(モンゴル語: Naya'a noyan、中国語: 乃牙阿、生没年不詳)とは、13世紀初頭にモンゴル帝国に仕えたバアリン部出身の千人隊長。漢文史料では『元朝秘史』が乃牙阿(nǎiyáā)、『聖武親征録』が乃牙(nǎiyá)と記し、『集史』などのペルシア語史料ではنایه(Nāya Nūyān)と記される。 知略に優れた謀将としてチンギス・カンより信任されていたが、その利己的・打算的な性格故に周囲からは「偽善者/恥知らずのナヤア」、「雲雀(おしゃべり)のナヤア」とも呼ばれていた。