『ナイルパーチの女子会』(ナイルパーチのじょしかい)は、日本の小説家柚木麻子による小説である。 『別册文藝春秋』2012年11月号から2013年9月号までに連載された。単行本は、2015年3月28日に文藝春秋より刊行された。単行本の装幀は、大久保明子による。単行本の装画は、菅野裕美による。同年、第28回山本周五郎賞を受賞する。同年、第153回直木三十五賞の候補作に選ばれる。2016年、第3回高校生直木賞を受賞する。文庫版は、2018年2月9日に文春文庫より刊行された。 著者の柚木は、「ナイルパーチは生き残るために凶暴になってしまう。同じようにしたくないのに競争を強いられるのは現代日本でもよくあること。水族館で説明文を読んでいるうちに、書きたいことが固まった」「女の子は同性からのひと言が地獄にも天国にもなるというのは、私がずっと言ってきたことで、『ランチのアッコちゃん』をはじめ、ほかの作品にも通じています」と語っている。 2021年1月よりBSテレビ東京「土曜ドラマ9」枠で水川あさみ主演でテレビドラマ化される。