『ドン・ファン』 (Don Juan) は、アラン・クロスランドが監督したのアメリカ合衆国の恋愛冒険映画/劇映画。ヴァイタフォンによって同期された効果音や音楽が付けられた、長編映画としては最初の作品であったが、会話の収録は行なわれなかった。この映画は、バイロン卿の1821年の同名の詩(:Don Juan)にインスパイアされたものである。脚本はベス・メレディス (Bess Meredyth) で、 (Maude Fulton) と (Walter Anthony) が、インタータイトルを担当した。 この映画は、主演のジョン・バリモアを、女性の手の甲に接吻する (hand-kissing) 女たらしとしてスターに押し上げた。『ドン・ファン』は、映画史上最も多くの接吻の場面が盛り込まれている映画であり、バリモアはこの作品の中で191人の女性たちと接吻する姿がとらえられている。