テレンス・タオ(英: Terence Tao、1975年7月17日 - )は、オーストラリアの数学者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。漢名は陶 哲軒(とう てつけん)。 専門は実解析、調和解析、微分方程式、組合せ論、整数論、表現論など多岐に亘る。 2004年に長い間の整数論の難問(素数の集合の中には任意の長さの等差数列が存在すること)を解決し(ベン・グリーンとの共同研究)、その成果により2006年にフィールズ賞を受賞した。他に掛谷予想へ貢献し、KdV方程式が大域解を持つことを示しただけでなく、表現論とシンプレクティック幾何学に組合せ論的手法を持ち込みエルミート計量に関するHorn予想を解決した(Allen Knutsonとの共同研究)。2012年、弱いゴールドバッハ予想にも貢献した。