ツクシマイマイ(筑紫蝸牛)、学名 Euhadra herklotsi は、に分類される陸生の巻貝の一種。日本の九州を中心に、その周辺や韓国南部の済州島まで分布する大型のカタツムリである。 標準和名の「ツクシ」は九州の古称「筑紫」に由来し、種小名の herklotsi はオランダのライデン自然史博物館のJ. A. ハークロット(J. A. Herklots)への献名。同博物館にはシーボルトが日本から持ち帰った貝類標本が保管されており、それを本種の記載者であるドイツのマルテンスが研究する際にハークロットが便宜を図ってくれたことに謝意を表したもので、本種のタイプ標本もシーボルトが持ち帰った標本の一つである。