ダリエン地峡(ダリエンちきょう、英語: Darién Gap)、もしくはダリエン・ギャップは、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸とをつなぐ地峡部分において、最も南アメリカ大陸に近い区間である。中央アメリカのパナマのダリエン県と、南アメリカのコロンビアのチョコ県北部にまたがっており、21世紀初頭においても開発の手があまり及んでいない沼地や熱帯雨林が残る地帯である。そして2018年現在も南北アメリカ大陸を縦断するパン・アメリカン・ハイウェイにおける未開通区間となっている。この区間はパナマのに始まってコロンビアのまで106kmにわたって延びている。この地域への道路建設には多額の費用と多大な環境への負荷がかかり、建設に向けた政治的合意は、2018年現在もなされていない。 地峡部のコロンビア側はアトラト川のデルタ地帯が大勢を占めており、低平な沼沢地が80kmにわたって広がり、その大半は沼地である。がコロンビアの太平洋岸に沿ってパナマまで延びている。パナマ側は全く対照的に、60mの谷床から最高1,845m()に達する山がちな熱帯雨林地帯である。

Property Value
dbo:abstract
  • ダリエン地峡(ダリエンちきょう、英語: Darién Gap)、もしくはダリエン・ギャップは、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸とをつなぐ地峡部分において、最も南アメリカ大陸に近い区間である。中央アメリカのパナマのダリエン県と、南アメリカのコロンビアのチョコ県北部にまたがっており、21世紀初頭においても開発の手があまり及んでいない沼地や熱帯雨林が残る地帯である。そして2018年現在も南北アメリカ大陸を縦断するパン・アメリカン・ハイウェイにおける未開通区間となっている。この区間はパナマのに始まってコロンビアのまで106kmにわたって延びている。この地域への道路建設には多額の費用と多大な環境への負荷がかかり、建設に向けた政治的合意は、2018年現在もなされていない。 地峡部のコロンビア側はアトラト川のデルタ地帯が大勢を占めており、低平な沼沢地が80kmにわたって広がり、その大半は沼地である。がコロンビアの太平洋岸に沿ってパナマまで延びている。パナマ側は全く対照的に、60mの谷床から最高1,845m()に達する山がちな熱帯雨林地帯である。 (ja)
  • ダリエン地峡(ダリエンちきょう、英語: Darién Gap)、もしくはダリエン・ギャップは、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸とをつなぐ地峡部分において、最も南アメリカ大陸に近い区間である。中央アメリカのパナマのダリエン県と、南アメリカのコロンビアのチョコ県北部にまたがっており、21世紀初頭においても開発の手があまり及んでいない沼地や熱帯雨林が残る地帯である。そして2018年現在も南北アメリカ大陸を縦断するパン・アメリカン・ハイウェイにおける未開通区間となっている。この区間はパナマのに始まってコロンビアのまで106kmにわたって延びている。この地域への道路建設には多額の費用と多大な環境への負荷がかかり、建設に向けた政治的合意は、2018年現在もなされていない。 地峡部のコロンビア側はアトラト川のデルタ地帯が大勢を占めており、低平な沼沢地が80kmにわたって広がり、その大半は沼地である。がコロンビアの太平洋岸に沿ってパナマまで延びている。パナマ側は全く対照的に、60mの谷床から最高1,845m()に達する山がちな熱帯雨林地帯である。 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 3811494 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 11496 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 91279082 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
georss:point
  • 8.09 -76.72
rdf:type
rdfs:comment
  • ダリエン地峡(ダリエンちきょう、英語: Darién Gap)、もしくはダリエン・ギャップは、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸とをつなぐ地峡部分において、最も南アメリカ大陸に近い区間である。中央アメリカのパナマのダリエン県と、南アメリカのコロンビアのチョコ県北部にまたがっており、21世紀初頭においても開発の手があまり及んでいない沼地や熱帯雨林が残る地帯である。そして2018年現在も南北アメリカ大陸を縦断するパン・アメリカン・ハイウェイにおける未開通区間となっている。この区間はパナマのに始まってコロンビアのまで106kmにわたって延びている。この地域への道路建設には多額の費用と多大な環境への負荷がかかり、建設に向けた政治的合意は、2018年現在もなされていない。 地峡部のコロンビア側はアトラト川のデルタ地帯が大勢を占めており、低平な沼沢地が80kmにわたって広がり、その大半は沼地である。がコロンビアの太平洋岸に沿ってパナマまで延びている。パナマ側は全く対照的に、60mの谷床から最高1,845m()に達する山がちな熱帯雨林地帯である。 (ja)
  • ダリエン地峡(ダリエンちきょう、英語: Darién Gap)、もしくはダリエン・ギャップは、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸とをつなぐ地峡部分において、最も南アメリカ大陸に近い区間である。中央アメリカのパナマのダリエン県と、南アメリカのコロンビアのチョコ県北部にまたがっており、21世紀初頭においても開発の手があまり及んでいない沼地や熱帯雨林が残る地帯である。そして2018年現在も南北アメリカ大陸を縦断するパン・アメリカン・ハイウェイにおける未開通区間となっている。この区間はパナマのに始まってコロンビアのまで106kmにわたって延びている。この地域への道路建設には多額の費用と多大な環境への負荷がかかり、建設に向けた政治的合意は、2018年現在もなされていない。 地峡部のコロンビア側はアトラト川のデルタ地帯が大勢を占めており、低平な沼沢地が80kmにわたって広がり、その大半は沼地である。がコロンビアの太平洋岸に沿ってパナマまで延びている。パナマ側は全く対照的に、60mの谷床から最高1,845m()に達する山がちな熱帯雨林地帯である。 (ja)
rdfs:label
  • ダリエン地峡 (ja)
  • ダリエン地峡 (ja)
geo:geometry
  • POINT(-76.720001220703 8.0900001525879)
geo:lat
  • 8.090000 (xsd:float)
geo:long
  • -76.720001 (xsd:float)
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageRedirects of
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of