タングート氏(生没年不詳)は、タングート部出身の女性で、モンゴル帝国第7代皇帝クルク・カアン(武宗カイシャン)の妃の一人。名前は伝わっておらず、「タングート部出身の女性(唐兀氏)」であったことしか知られていない。 元来は地位の低い妃であったが、息子のトク・テムルがカアン位に即いたことで文献昭聖皇后として追諡されている。