『スパイダーマン』は、東映が製作した日本の実写特撮テレビシリーズであり、マーベル・コミックの同名のキャラクターをベースとしている。 1978年5月17日から1979年3月14日まで、東京12チャンネル(テレビ東京)の水曜日19時30分から、全41話が放送された。1978年7月22日に開催された「東映まんがまつり」では、劇場用エピソードが上映された。通称は「スパイダーマン 東映TVシリーズ」。 東映とマーベル・コミックの「3年間にわたり、お互いのキャラクターを自由に使用してよい」という契約によりスパイダーマンを題材にしたテレビシリーズが製作された。設定や物語は東映が独自で創作しており、原作とかけ離れた描写が描かれているが、視聴率や商業的に成功を収め、原作者のスタン・リーも好意的に評価した。 スパイダーマンが単身で戦うだけでなく、巨大ロボットに乗り込んで戦うという設定をはじめ、悪役側の組織構成やブレスレットの操作による変身描写など、多くの要素は後年の「スーパー戦隊シリーズ」に引き継がれていった。