ザドンスクの聖ティーホン(1724年 - 1783年, ロシア語: Тихон Задонский)は、正教会の聖人(奇蹟者・成聖者)であり主教・神学者。 ドストエフスキーがロシア虚無主義に返答するために、『カラマーゾフの兄弟』に登場する長老ゾシマと、『悪霊』に登場する主教ティーホンのモデルとしたのは、このザドンスクのティーホンであるとされる。健康上の理由で早くに主教位を退いて隠遁し、膨大な著作を残した。