サン・アントニオ・ミッションズ国立歴史公園 (San Antonio Missions National Historical Park) はアメリカ合衆国テキサス州サンアントニオに残る国立歴史公園 (National Historical Park) で、かつてスペイン人のカトリック宣教師がアメリカ先住民にキリスト教を広めるために一帯で建設した5件のうち、4件を対象としている。 これらの伝道所は、現代のアメリカ合衆国南西部で17世紀から19世紀に展開されていたスペインによる植民地化のシステムの一部を形成していた。 北から南、すなわち上流から下流に並べると、コンセプシオン伝道所 (Mission Concepción)、サン・ホセ伝道所 (Mission San José)、サン・フアン伝道所 (Mission San Juan)、エスパーダ伝道所 (Mission Espada) の順になる。また、サン・フアン伝道所の真東にあるエスパーダ水道橋 (The Espada Aqueduct) も公園に含まれている。 サン・アントニオ・ミッションズ国立歴史公園とアラモ伝道所は、2015年7月5日にUNESCOの世界遺産リストに登録されている。