サンタンブロージョ教会 またはサンタンブロージョ聖堂(Basilica di Sant'Ambrogio) は、イタリア共和国ロンバルディア州の州都であるミラノに建つカトリックの聖堂。縁起は4世紀で、ミラノでも最古の聖堂である。ミラノの守護聖人、聖アンブロジウスを祀る。 建築様式は一部ゴシックへの過渡期的特徴もあるロマネスクであり、リヴ・ヴォールトを大規模に採用した例としてはイギリスのダラム大聖堂と並んで最初期の例にあたる。ロンバルディア・ロマネスクと呼ばれる様式の、その中でも本項の聖堂は代表格とも評される。 ランゴバルド王国、神聖ローマ帝国の多くの王はこの聖堂でロンバルディアの鉄王冠の戴冠を行った。