コロラド準州(コロラドじゅんしゅう、英:Colorado Territory)は、1861年2月28日から1876年8月1日まで存在したアメリカ合衆国の自治的領域、すなわち準州である。その領域は現在のコロラド州と同一である。コロラド準州は1858年から1861年のパイクスピーク・ゴールドラッシュをきっかけに組織化され、地域内に最初の白人開拓者の殺到をもたらした。準州を創る基本法は、1861年2月28日にアメリカ合衆国議会で成立し、ジェームズ・ブキャナン大統領が署名した。この時は南北戦争に参加した南部州による脱退が起こっていた。準州の創設によってロッキー山脈の鉱物資源が豊富な地域に関わる合衆国の支配を強固にした。州昇格は直ぐにでもあるものと認識されていたが、アンドリュー・ジョンソン大統領の拒否権によって州昇格の願望は1865年の終りに挫折させられていた。州昇格問題はグラント政権になって再燃され、グラントはレコンストラクションの間に渋る連邦議会に対して州昇格を呼びかけた。1876年にコロラドがアメリカ合衆国の38番目の州として昇格することで、準州時代が終わった。