コリンナ(古代ギリシャ語: Κόριννα, ラテン文字転写: Korinna, Corinna)は、古代ギリシアのボイオティア地方の出身の抒情詩人である。古代ギリシアを代表する抒情詩人の1人であり、サッポーに次いで最も有名な女流詩人とされる。 古代の証言はコリンナを詩人ピンダロス(紀元前522年から443年)の同時代人としているが、現代のすべての研究者がこの伝承を受け入れているわけではなく、紀元前323年から31年のヘレニズム時代に生きた可能性が高いと主張する研究者もいる。彼女の詩は断片的にしか現存しないが、地元のボイオティア地方の伝説に焦点を当ており、男性中心の古代ギリシアにおいて保存された数少ない女性詩人の作品として注目されている。