「クンタ・キンテ島と関連遺跡群」(クンタ・キンテとうとかんれんいせきぐん)は、ガンビアにあるユネスコの世界遺産登録物件のひとつである。構成資産の中心的位置を占めるクンタ・キンテ島は、セネガルの世界遺産であるゴレ島とともに西アフリカにおける奴隷貿易の中心地となってきた歴史を持ち、日本では負の世界遺産のひとつと位置づけられることもしばしばである。ただし、この物件はそれだけにとどまらず、後述するようにヨーロッパと西アフリカの交流の諸段階の様子を伝えていることも、登録理由の一つとなった。 登録当初は「ジェームズ島と関連遺跡群」だったが、島の改名に伴って2011年に現在の名称に変更された。