クォーク星(クォークせい、quark star)とは、天体が超新星爆発を起こした後に形成される可能性がある仮説上の天体である。クォークが裸の状態で存在する天体であり、白色矮星は電子の縮退圧によって自身の重力を支え、中性子星は中性子の縮退圧によって自身の重力を支えるように、クォーク星はクォークの縮退圧によって自身の重力を支える。 クォーク星が実在するのかどうかは未解決問題であるが、もし存在すれば中性子星とブラックホールの中間的な重力をもち、大きさは中性子星より小さいと考えられる。この特徴を有するみなみのかんむり座のRX J1856.5-3754やへびつかい座のはクォーク星の候補と考えられていた。