カンタン(邯鄲、Oecanthus longicauda)は、極東に分布するバッタ目(直翅目)コオロギ科に分類される昆虫の一種。ただし21世紀初頭の日本ではコオロギ科からマツムシ科を独立させ、そのうちのカンタン亜科に分類するのが主流である。またカンタン科を独立させて、そこに分類する考えなどもある。 カンタンの名は明治時代の文献に見える。中国の古都邯鄲の字をあてているのは当て字で、鳴き声から名がついたものかという。 夏の終わりから晩秋まで約2ヶ月近くその音色を聞くことが出来るが、個体としての成虫の寿命は短い。