カナリアス級重巡洋艦 (英語: Canarias-class cruiser、スペイン語: Crucero Pesado Clase Canarias) とは、スペイン海軍の重巡洋艦の艦級で2隻が就役した。設計技師はアームストロング・ホイットワースのフィリップ・ワッツである。イギリス海軍のケント級重巡洋艦をタイプシップとした艦型である。本級はスペイン海軍が1926年度計画により建造し、第二次世界大戦前に竣工させた最初で最後の条約型巡洋艦となった。スペイン内戦では反乱軍(ナショナリスト派)に所属し、2番艦バレアレス (Baleares) は1938年3月6日にパロス岬沖海戦で撃沈されたが、1番艦カナリアス (Canarias) は1975年まで在籍した。