カタナ沖の海戦は、紀元前397年夏にカタナ(現在のカターニア)沖で発生した、レプティネス(シュラクサイの僭主ディオニュシオス1世の弟)率いるギリシア艦隊とマゴ率いるカルタゴ艦隊との海戦。ディオニュシオスは陸軍を率いてカタナ近郊にいたが、ヒミルコ率いるカルタゴ陸軍は、噴火を続けているエトナ山を迂回して内陸部にいた。カルタゴ艦隊はギリシア艦隊に決定的勝利を収め、同年後半の第一次シュラクサイ包囲戦に繋がっていく。