アラーウッディーン・カイクバード1世(ペルシア語: كيقباد الأول、1187年 - 1237年5月31日)は、ルーム・セルジューク朝の第11代スルターン(在位:1220年 - 1237年)。先代カイカーウス1世の弟である。 ギリシャ系の奴隷身分出身者や、モンゴルの征西によって逃れてきたペルシア系の人々を積極的に取り立てて君主の強権を確立し、王朝の最盛期を築いた。また、国力の増大のために商業や文化を振興奨励、支配下の各都市にモスク、隊商宿、ハンマームなどの公共施設を建設した。これらの中には現存するものも多い。