オホス・デル・サラード(スペイン語: Ojos del Salado)は、アルゼンチンとチリの国境に位置するチリ最高峰で、西半球および南半球で二番目に高い。アンデス山脈の成層火山で、標高6893mは世界で最も高い活火山となる。西半球最高峰である6962mのアルゼンチンのアコンカグアの約600km北にある。 アタカマ砂漠に近いため非常に乾燥しており、冠雪はふつう冬の山頂部にしかみられないが、激しい嵐が起こると夏でも数十センチの雪が積もることがある。一般的に乾いた気象条件であるにもかかわらず、東部の6390m地点には直径100m近くの一年を通して涸れない火山湖がある。世界で最も高所にある湖とみられる。 登頂は、ロープを必要とするような難しいスクランブリング地点のある山頂部を除けば、ほぼハイキングの要領で行ける。1937年、ポーランドのアンデス探検隊のヤン・アルフレッド・シュチェパニスキとユスティン・ヴォイシュニスが初登頂に成功した。 山名は、氷河にある巨大な塩坑に由来する。