エルの物語(エルのものがたり)、または、エルの神話(エルのしんわ、英語: Myth of Er)とは、プラトンが『国家』の末尾で記述した冥府の物語のこと。 パンピュリア族のアルメニオスの子エルが、死後十二日間に渡って体験した臨死体験という体裁を採り、輪廻転生、閻魔大王のごとき冥府の裁判官たち、天国と地獄、天動説的宇宙論など、様々な要素が盛り込まれた物語となっている。 『パイドン』内で語られる冥府の物語や、『パイドロス』内で語られる3番目の物語とも内容的に関連している。