ウツセミガイ(空蝉貝、学名: Akera soluta)はに分類される巻貝の一種。体長は数cmで前後に長く、樽型の薄い殻を持つ。日本の房総半島以南の浅海に生息し、アオサなどの海藻を食べる。古い和名としてミナワガイ(水泡貝)の名もあるが、20世紀中期以降は実際に使用されることはなく、別名として付記される慣習が残るのみ。日本産のものは螺塔が低いなどの特徴があるとして A. soluta とは別種であるとする見解もあるが一般的ではない。